3.コースの攻略




フィールドの面白いところは、ポスト毎に距離も、ターゲットの大きさも変わり、打ち上げや、打ち下ろしなど変化に富んでいるところだと思う。
フィールドにはまって、フィールドしかやらない人がいるというのもチョットだけ頷ける。
ここでは、コースをどの様に攻略するべきか考えたい。


3−1 サイトの考え方

フィールドをに出るには、10m〜60m(BBの場合は5m〜55m)の距離のサイトを知っておく必要がある。
サイトはそれぞれの距離の数値をメモしておいても構わないが、その日によってサイトが違うことも、弓の状態によって、サイト全体が上下左右にずれることもあり得る。
それぞれの距離のメモを見ながら、そこからその日の分のズレを修正するとなると、結構大変な作業になり、それに射ち上げ・射ち下ろしが加わると、最悪どのサイトで射つべきなのか解らなくなってしまうこともある。
その為、フィールドではサイトチャート表を活用し、サイトに付いているメモリの数値では無く、サイトチャートの距離で読んだ方が合理的になる。
サイトチャートは市販の物もあるらしいが、以前確認したところ精度に疑問が残った。
自分のサイトに合わせてチャート表を作ってみるのも良いだろう。


3−2 足場の悪い場合

フィールドでは足場が悪いのは当たり前と考えた方が良い。
雨の日は特に滑りやすくなる。登山靴等滑りにくい靴を履く事、登山で使用するアイゼン等を用意するとさらに良いだろう。
ポストに立ったとき足場が斜めだと、それだけでバランスを崩しやすくなるので、可能であれば足場を改善すると良い。


3−3 射ち上げ・射ち下ろし

当然ターゲットには殆ど無い要素なので、何も対策をしないと大きく点数を落とすことになる。
自由度の高いコンパウンドボウでも衣服に当たり予想もしない方向に外れることもあるので、膝や衣服に当たらないように注意を払わなくてはいけない。
一般的には、上半身を足若しくは腰から曲げて常に両肩のラインが的に向かうように射てるように心掛けたい。
上半身をしっかり的に向ける事で左右のぶれも最小限に押さえることが出来る。


3−4 射ち上げ・射ち下ろしの際のサイトの補正

フィールドで一番悩ましいのが、アンマークの距離読みに加えて射ち上げ・射ち下ろしの際のサイト。
点数を伸ばすためには1本目から高得点を決めることが必要となる。

サイトの補正は距離と角度である程度予想出来る。勿論フォームによるものもあるので個人差はある。

まず、打ち上げでは上に向かって射つことになるので初速が落ちる、重力の影響を受けるので更に矢は失速する。
ここで、単純に考え打ち上げの時、的面で矢は下にいくと思うのは間違い。
何故かと言うとサイトレールが弓に対して直角に取り付けられているからで、
打ち上げにも係わらず矢は上にいく事がある。

一番良いのは色々な・距離・角度の的を練習し情報を蓄積する事。
ただ、練習場が無い場合や練習出来るコースよりも更に過激なコースに出会うこともある。
そんな時の為にある程度予測される補正量を知っておくのも良いだろう。

雑誌などでは「カットされた距離」とか「実際の距離」と言う表現を使っているが、あまり適切な表現だとは思わない。
距離はカットされないし、実際の距離も変わらない。(その方が理解しやすいかもしれないので否定はしない)
cos関数で「カットされた距離」の算出するのは、サイトレールの補正についてのみ考慮したものでCP矢の初速があれば十分それで対応出来そうだが、リカーブやベアボウではもう少し深く検討しても良いのではないだろうか・・・・・

ここでは、矢の補正量の一覧表を作ってみた。矢の初速までは算定できないので、参考資料程度に見て欲しい。
この表でも解るようにコンパウンドでは、cos関数での補正でほぼ問題ないが、初速が小さいほど矢の失速についてもナーバスに考えないといけないことが解る。

補正量を算出するにあたり、矢の初速を知る必要がある。
サイトから矢の速度を算出

矢の速度と的までの角度が解ればサイトの補正量を推定する事ができる。

サイトの補正量を算出
残念ながらサイトの補正量は計算だけではカバーしきれない、
実射にて確認する必要がある。